今回からはじまった、Uni相談室。
Uni公式LINEで募集したご相談を、Uniコンシェルジュが回答していきます。
根本的な回答から、そっと寄り添うようなひとこと。
そっと悩みがほどけるやさしい時間です。
今回のお悩みは、「漠然とした不安を抱えている」という内容。
同じように悩む方も多いのではないでしょうか?
そんなお悩みに、Uniコンシェルジュ長のまつお先生が回答します。
漠然とした不安って、どうすればいいの?
漠然とした不安を感じるのは、自然なこと。
Uniコンシェルジュ長まつお『ご相談ありがとうございます。
心が漠然とモヤモヤするときって、ありますよね。
ひとりになると、不安になること息苦しさを感じること。
これを読んでくださっている方の中にも、
同じように悩んでいる方は多いかもしれませんので、
今回はそんなときの話をさせてくださいね。
まず、「漠然とした不安を抱えている状態」とは、どのような状態なのか。
脳神経科学的には、「セロトニンが不足している状態」とされています。
セロトニンとは、不安を抑えて精神を安定させる脳内ホルモンのことです。
ひとは恐怖や驚きを感じたときには「ノルアドレナリン」というストレス物質が分泌され、
喜びや快楽を感じたときには「ドーパミン」という快楽物質が分泌されます。
そして、それらをコントロールするためにセロトニンが分泌され、
精神が安定するというメカニズムです。
そして、分泌されたセロトニンは①分解されるか②再回収されるのですが、
再回収の役割を担うのが「セロトニントランスポーター」という遺伝子なんです。
セロトニントランスポーターは、セロトニンを少なく作る「S型(不安遺伝子)」と、
多く作る「L型」があります。
そして、その組み合わせ(SS型、SL型、LL型)によって、
セロトニントランスポーターの数が決まります。
SS型は「不安や緊張を感じやすいひと」で、割合は日本人の65%以上。
一方で、LL型は「楽観的なひと」で、わずか3%ほどしかいないと言われています。
その中間の「SL型」は、32%ぐらいの割合ですね。
つまり、日本人はそもそも遺伝子的に「不安を感じやすい」のです。
例えば、コップに半分の水が入っているとします。
これを見て「まだ半分ある」と感じる人はLL型タイプ、
「もう半分しかない」と感じる人はSS型タイプと言った傾向があると言えるでしょう。
これは、私たちが生きていく中であらゆる状況に適応してきた結果であり、
どちらが良いということではありません。
だから、漠然とした不安を感じることは、ごく自然なことなのです。
では、「漠然とした不安」は、このまま放っておいてもいいのでしょうか?
もし、漠然とした不安をそのままにして、ずっと精神的に不安定な状態が続いていくと、
いつかはしんどくなって動けなくなってしまうかもしれません。
そうなる前に、その不安を「明確化」することで、
不安と寄り添いながら生きていくことができるようになります。
不安の明確化は、認知行動療法的な考え方が有効です。
例えば、「この不安の源はなんだろう」「どんな種類の不安なんだろう」というように、
漠然とした不安を少しづつ言語化していくイメージです。
これにより、漠然とした不安がだんだんと明確になり、
自己洞察や自己理解につながっていきます。
その過程で、だんだんと自分のことがわかってくると「感情の浄化(カタルシス)」が起きて、
不安な気持ちやモヤモヤが和らいでいくことが期待できます。
言葉にならない悩みでも、相談していいんだよ。
Uniコンシェルジュ長まつお『ひとは誰でも、言葉にならない感情を感じることがあります。
そのような悩みは、友だちには相談しにくいですよね。
そんなときこそ、心理カウンセラーに相談してみることがおすすめです。
「でも、心理カウンセラーに相談するときは、はっきりとした悩みがないといけないんじゃないか?」
そう思いますよね。
実は、「言葉にならない悩み」でも、相談して大丈夫なんです。
なぜなら、心理カウンセラーは「悩みを解決してくれるひと」ではなくて、
「悩みに寄り添ってくれるひと」だからです。
私は、誰にも言えなかった悩みを、初めて心理カウンセラーの先生に相談したとき、
全然うまく話せませんでした。
でも、先生はそんな私に寄り添ってくれて、じっくり話を聴いてくれました。
そうすると、だんだんと自分の気持ちに気づいてくるんです。
話しているうちに、心の中が整理されていくような感じでした。
だから、大丈夫。
言葉にならない悩みなら、心のままにお話してみてください。
きっと、話していくうちに、いろいろな気づきがあるはずです』
不安を緩和するおすすめの方法3選!
Uniコンシェルジュ室長まつお『そうは言っても、モヤモヤした気持ちや不安は、
そう簡単にはなくならないですよね。
そこで、ここではモヤモヤや不安を緩和するおすすめの方法を3つご紹介します。
まず1つ目は、「デジタルデトックス」です。
これは、「パソコンやスマートフォンを見ないで過ごす時間をつくること」です。
一般社団法人日本デジタルデトックス協会のホームページによると、
デジタル機器から距離を置くことで、睡眠の質が上がったり、ストレスが軽減したり、
さまざまなメリットがあるとされています。
心が不安なとき、ついついネガティブな情報を探してしまったという経験はありませんか?
それはきっと、自分よりもネガティブな情報を見つけて、
安心したいという心理が働いているのかもしれません。
デジタルデトックスは、ネガティブな情報を集めるのを防ぐことにもつながるので、おすすめです。
そして2つ目は、「十分な睡眠をとること」です。
睡眠が不足してしまうと、心身の疲れが十分に取れず、
イライラしたり体調を崩しやすくなります。
だからこそ、「質の良い十分な睡眠をとる」ことを心がけてみてください。
朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴び、体内時計のスイッチを入れる。
夜更かししない。寝る2時間前ぐらいからはスマートフォンやパソコンの画面を
見ないなどの習慣を意識してみてくださいね。
最後に3つ目は、ヨガや瞑想が受け放題のオンラインサービス「Uni(ユニ)」です。
Uni(ユニ)は、コロナ禍の今、心と体を整えるためのサービスとして特におすすめです。
ヨガをやっていたけど、コロナでヨガスタジオに行けなくなった方。
運動は苦手だけれど、体を動かしたい方。
肩こりに悩んでいる方や寝つきが悪い方は、
ぜひ一度Uni(ユニ)のホームページを見てみてください。
きっと、「こんなサービスが欲しかった!」と思っていただけると思います』
Uniのレッスンは特におすすめ!
ヨガはただのエクササイズではなく呼吸を深めながら行うことで、
全身の血流が増進し、脳内の働きも正常化させることができるといわれています。
普段の生活では、呼吸を意識することはあまりないと思います。
だからこそ、呼吸が浅くなったり、脳内に酸素が十分に供給されていないことが
心身のストレスになっている事もあると思います。
そこで、Uniのレッスンで「自分の呼吸をじっくり感じることができる時間」を味わってみませんか?
瞑想やマインドフルネスの効果はおよそ3ヶ月継続すると実感できると言われています。
3ヶ月やってみたころには、漠然とした不安が緩和され、寝つきがよくなることでしょう。
いかがでしたか?
Uni(ユニ)というウェルネスサービスは、ヨガや瞑想を通して
心と身体を整える習慣を身につけることができます。
ときに焦りを緩和させたり、ときに自分らしさを取り戻させてくれるでしょう。
でも、そんな元気すらないとき、誰かに吐き出したいのに悩みが漠然としすぎていて、
不安やモヤモヤをうまく外に吐き出せない時、
心の専門家に話してみることで、心が軽くなるかもしれません。
でも、実際に精神科や心療内科にいきなり行くのはちょっとハードルが高いですよね。
かといって占いやスピリチュアルにのめり込みたいわけでもない。
そんな方に向けて、LINEで気軽になんでも相談できるサービス「Uni相談室」をスタートします!
みなさんの悩みは、実は誰かも同じように悩んでいるかもしれません。
みなさんの不安は、よりよいサービスを生むきっかけになるかもしれません。
「Uni相談室」に寄せられたたくさんのお悩みに、コンシェルジュたちが
心を込めて解決策を探っていきます。
どんなことでも、お気軽にご相談ください。
<出典元>
・論文「セロトニントランスポーター遺伝多型による扁桃体:前頭前野間の連絡強度の差」
・一般社団法人日本デジタルデトックス協会ホームページ
コロナ鬱しんどいどこからが鬱死にたい漠然とした不安まつおけいすけ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー 中学時代いじめを受け、毎日死ぬことばかり考えていたとき担任の先生に救われました。 今度は私が『心の居場所がない人たちの居場所になる!』と決め、プロの心理カウンセラーになりました。現在は福岡でカウンセリングやメンタルの講師等、心に寄り添う活動をしています。夢は『自死をなくすこと』です。