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音を浴びる“サウンドバス瞑想”とは?瞑想が苦手な方にこそおすすめな理由

一流の経営者やスポーツ選手が行っているということから、日本でも認知度が高まってきた瞑想(メディテーション)。一般にも、ストレスケアや安眠のテクニックとして多くの人の興味を引き、現在では瞑想(メディテーション)関連のたくさんの書籍が出版されるほどのブームになりました。



しかしながら、どうでしょう。「瞑想(メディテーション)を生活に取り入れるぞ!」と決意しても継続できなかったという方、少なくないのではないでしょうか。



心に安定をもたらす瞑想(メディテーション)。普段、たくさんの思考がつぎつぎ浮かんでくる中で生きている私たちにとって心を静かにすることの難しさは想像以上のものです。瞑想(メディテーション)が「うまくできていない気がする」または「うまくできているのかどうかすらわからない」そんなそんな思いを抱えて、瞑想(メディテーション)から足が遠のいてしまう方はたくさんいらっしゃいます。

 

 

 

“サウンドバス瞑想”って知ってる?

 

本記事でお伝えしていきたいのが、“サウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)”について。通常の瞑想(メディテーション)であれば、なるべく外部の音を気にしないように努め、内面に集中する……という流れかと思います。

 
一方、サウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)とは、その名の通り「サウンド(sound)」の「バス(bath)」。日本語に直訳すると“音浴”という意味です。

 
具体的には、リラックスした状態で“音”に耳を傾け、身をゆだねます。クリスタルボウルや風鈴のような音色のベル、静かに鳴らすゴングを組み合わせた“音”を浴びるうちに、心身共に深いリラクゼーションに導かれていくのです。

 

サウンドによる誘導が心地よい…瞑想初心者におすすめ!
 

瞑想(メディテーション)にがしっくりこない方の多くが「瞑想中に何をしたらいいかわからない」とおっしゃいます。「いえいえ、瞑想中は何もしないのよ」先生たちはそう言うものの、実行するのはとても難しいものです。

 

何もしない静かな時間を作り、そっと目を閉じても脳裏に浮かぶ、仕事のこと、家事のこと、この後何を食べようかななんてこと……。そうして「ああ、また今日も雑念ばかりが頭にいっぱいになってしまった」とガッカリして瞑想を終える。せっかくの瞑想(メディテーション)が毎回これでは、なんとも切ないです。

 

一般に知られる瞑想(メディテーション)は地道な練習の積み重ねが必要で、それを階段を登るように行うものだと例えるとすると、サウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)はエスカレーターに例えられます。

 

サウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)とは、ひとりではなかなか辿り着けないマインドフルネス状態に、音が自然と誘導してくれるのものです。エスカレーター方式で、“瞑想状態”を身体に体験させることができるサウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)。瞑想への苦手意識を払拭できることからも、初心者の方には特におすすめの方法です。

 

 

“サウンドバス瞑想”の効果・メリット

ここで、サウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)が心身に与える効果について、お伝えしていきます。

心拍数が下がりリラックス状態に

 

サウンドバスがもたらすリラックス状態とは、具体的にどのような仕組みでもたらされるのでしょうか。

まず、クリスタルボウルなどの楽器の振動を身体が感じることにより、脳がアルファ波を出します。アルファ波とは、脳が覚醒状態のまま休息している時の脳波であり、これにより心拍数は下がります。この状態が“リラックス状態”と呼ばれ、ストレスや不安が軽減するといわれています。

 

その後に脳波はシータ波に移行していきますが、これは精神的に集中した状態の脳波であると言われています。深い瞑想状態の時や、入眠の直前にも出ると言われている脳波です。

どんな方でも瞑想状態を体験しやすい

 

瞑想中の高僧(位の高い僧侶のこと)の脳波を測定すると、ほとんどの場合アルファ波やシータ波が出ているといいます。彼らのように瞑想状態に突入すると瞑想の効果を得ることができますが、誰でもすぐにというわけにはいきません。

 

継続的に瞑想(メディテーション)の練習をして数ヶ月、または数年かけて瞑想を会得する必要があるのです。

 

エスカレーター式に「瞑想状態と同じ脳の状態」を経験できるのがサウンドバスの最大のメリットと言えるでしょう。一般の人たちにも親しみやすく、効果的な瞑想(メディテーション)として、今後ますます普及していくことが予想されます。

 

 

サウンドバス瞑想と音楽鑑賞の違い

 

これならできそう、やってみたいと思われた方のために、サウンドバスと音楽の違いをお伝えしておかなくてはなりません。「ストレス解消」「安眠」のワードで音源を探すと、多くヒットするのがヒーリング・ミュージック。

 

ヒーリング・ミュージックもサウンドバス同様、脳を休ませる効果は知られています。しかしヒーリング・ミュージックはあくまで“音楽”であり、サウンドバス(音浴)とは一線を画します。

 

サウンドバス(音浴)と音楽の大きな違いは「伝えたいことがあるか、ないか」であると言えるでしょう。癒しの音楽には「聞く人を癒そう」という意図で作られているのに対し、サウンドバスは心音や川の音に似た、やや不規則でより自然に近いものです。

 
 
癒しや感動、楽しい気持ちなどの感情を、“与える”のが「音楽」。一方で耳を傾ける人のマインドフルネス状態を“引き出す”のが「サウンドバス(音浴)」であると考えていただくと、より違いが腑に落ちやすいかもしれません。

 

サウンドバスはぜひ「生音」で

 

サウンドバスで使われる“音”は、今やYouTubeやSpotifyなどで気軽に聞くことができるようになりました。「sound bath」で検索すると、たくさんの音浴を見つける事ができるでしょう。眠れない……という方に音源はおすすめなのですが、最後にお伝えしたいのが「生音」でのサウンドバス瞑想(サウンドバスメディテーション)の効果について。

 

サウンドバスで使用する楽器は、いずれも空気の振動が身体に伝わる感覚が魅力です。スピーカー越しに増幅された音よりも、楽器そのものの生音の方がより深いリラックス状態を味わうことができます。

しかしなかなか、このご時世、リアルに体感するのはまだ難しい。

そこでサウンドバスのライブ配信はいかがですか?

スピーカー越しではありますが収録された音を何度も1人で聞くのとはまた違う安らぎがあります。

この瞬間、確かに誰かが、自分のためだけに素敵な音を奏でてくれている。そしてそれに時を同じくして孤独を癒しているひとが他にもいる、そんな時間は、とっても不思議で愛おしい時間になることでしょう。



Uniでは毎日のヨガレッスンに加えて、呼吸を深める瞑想や音を浴びるサウンドバス瞑想、頭蓋骨マッサージなどさまざまなコンテンツを体験して頂けます。

もちろんすべてオンラインなので、自分が一番リラックスできる環境で誰の目も気にせずに気楽にレッスンを受講することができます。

ぜひ、オンラインヨガUniで夜の極上リラックスタイムを体験してみませんか?

脳をゆったりと休ませて、心のざわめきを解消させてみては。

出典元:日本クリスタルボウル協会HP

東京大学研究成果「学ぶほど頭がよくなる仕組みがわかった 」  

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すずきあゆみ

東京都在住。全米ヨガアライアンスRYT200修了 画家、WEBライター、料理講師など、すきなことを満遍なくやって生きています。 子供の頃から沈思黙考がすきで、瞑想が日課です。 世界史ファン、インド哲学好き。知りたい欲がいっぱいです。もっともっと勉強します!